みなさん、こんにちは!
今回も引き続きF1 23のDLSSについての記事になります。
6/14にNvidiaのGame Readyドライバーがリリースされました。
F1Ⓡ 23 GeForce Game Ready Driver Released | GeForce News | NVIDIA
今回のGame ReadyドライバーにはF1 23の最適化が含まれているということで、ドライバーのアップデートの前後でフレームレートがどの程度変わるのか検証してみました。
まず検証の前にフレームレートの向上に寄与しているDLSSとGame Readyドライバの関係について少し説明しておきます。
DLSSは、AIを活用してフレームレートを向上させる技術です。AIといえばChatGPTが話題にあがりましたが、グラフィックボードの世界でも既にAI活用が進んでいます。このAIの処理を得意とするハードウェア(Tensorコア)をグラフィックボードに組み込んでおき、あとからAIモデルをソフトウェアとして更新することでグラフィックボードのパフォーマンスを向上させることができます。このAIモデルの更新というのがGame Readyドライバを通じて行われます。そのため対象のゲームのGame Readyドライバに更新する事で、AIモデルの更新、つまりはDLSSのパフォーマンスが最適化されるため、フレームレートの改善が期待できるのです。
では、検証結果をみてみましょう。
まずはドライバ更新前が平均FPS:44の以下の条件からです。
- アンチエイリアシングモード:ウルトラクオリティ
- その他のグラフィック設定:すべて最高
今回の結果は平均FPS:46と以外にもドライバ更新前とさほど変わりませんでした(何度か試しましたが似たような数値でした)。
まだ、フレームレートが心もとないので、筆者の環境では、アンチエイリアシングモードをウルトラクオリティでプレイするには、やはりDLSS3への対応を待った方がよさそうです。
続いてドライバ更新前が平均FPS:72の以下の条件です。
- アンチエイリアシングモード:クオリティ
- その他のグラフィック設定:すべて最高
こちらは平均FPS:83と一定のパフォーマンス向上が確認できました(同じく何度か試しましたが似たような数値でした)。
Game Readyドライバにより一定のパフォーマンス向上が確認はできましたが、筆者の環境では全ての設定が最高の状態(アンチエイリアシングモード:ウルトラクオリティ)でプレイするには、DLSS3対応を待ってからの方がよさそうです。
というわけで、よりDLSS3対応への期待が高まりました。
今回は以上です。
みなさま、よいシムライフを!