まこちむのブログ

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PS4版でも出来る!F1シリーズでリアルに近づくためのFanatecのハンコンのキー割り当て

先日購入したPodium Racing Wheel F1®の機能面での魅力、特にF1 20xxシリーズをプレイする際に発揮する魅力について紹介したいと思います。
筆者がダイレクトドライブのハンコンを購入した目的は、フォースフィードバックをより優れたものにする事でした。セットでついてくるステアリングホイールにはボタンが沢山ついている事は知っていたのですが、あくまでPC向けのボタンで、PS4でプレイする場合は殆ど機能しないのではないかと期待をしていませんでした。
しかし、しばらく使用してわかった事は、予想外に使えるボタンが多く(殆どが利用可能)、しっかりと各ボタンに機能を割り当てれば、より実車の操作系統(F1乗った事ないけど)に近づけることができ、PS4版のF1シリーズでも没入感を高める事ができます。クラッチによるレーススタートなどPC版で羨ましいと思っていた操作も実現する事ができます。PS4公式ライセンス製品に相応しい作り込みです。
※筆者はF1 2019でプレイしているため、過去作では動作確認していません

外観

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機能の紹介といっておいて、いきなり見た目の話かよ!と思われた方も多いと思いますが、この青色を貴重とした外観を筆者がとても気に入っているのでどうしても紹介してくた載せました。

青色は2019年からHondaエンジンを搭載しているレッドブルの車体のカラーともマッチします。ベルスタッペンのオンボードカメラで確認するとグリップは黒色でしたので実車とは異なるのですが、気分を盛り上げるには十分でしょう(フェラーリ好きの方には逆効果かも)。

それでは、これから機能部分についての説明をしていきたいと思います。

各種操作系の割り当て

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こちらがステアリングホイールの正面です。

水色の四角で囲った箇所はPS4標準の操作系と同じですので、説明を省きます。
紫色の円で囲った箇所がPS4の操作系とは異なるもので、ゲーム内で割り当てができる部分となります。
7、8番については少し特殊で、PS4に対応する操作系のラベルは付いていないのですが、一部の操作でPS4標準の操作系と重複した割り当てとなっているため、水色と紫色の両方で囲っています。

では、それぞれの割り当て可能な操作系は以下の通りです。

  1. ロータリー
    奧に回す、手前に回すの2パターン割り当て可能
  2. ロータリー
    奥に回す、手間に回すの2パターン割り当て可能
  3. スイッチ
    上に倒す、下に倒すの2パターン割り当て可能
  4. スイッチ
    上に倒す、下に倒すの2パターン割り当て可能
  5. ロータリースイッチ
    右に回す、左に回すの2パターン割り当て可能
  6. ロータリースイッチ
    右に回す、左に回すの2パターン割り当て可能
  7. スティック
    押し込むとPS4標準の×ボタンと同じ
  8. スティック
    PS4十字キーを担当。押し込むとPS4標準の×ボタンと同じ

1〜6にそれぞれ2パターンずつ別の操作が割り当て可能なので、これだけでもPS4標準の操作系に加えて+12個の操作系が増えるため、今まで割り当てたくても足りなかった機能に割り当てる事ができます。

ロータリー系は非常に優秀で回転方向によって別々に割り当てる事ができるため、ブレーキバイアスやデフ調整の増減等にそれぞれ割り当てておくと素早くアクセスする事ができます(以下、例)。

  • ロータリーを奥に回す → デフ増加
  • ロータリーを手前に回す → デフ減少

また、燃料配合やERSモードの変更を5、6のロータリースイッチに割り当てれば、より実車の操作系に近づける事ができるかと思います(実車に乗った事はないので、参考までに後でボッタスさんのホイールの説明動画を載せておきます)。

筆者の場合は8の押し込み(×ボタンと同)をピットとの無線に割り当てています。F1 2019の場合、無線への回答が十字キーで選択する事になる為、8の押し込みを無線の開始に割り当て、そのままスティックで回答という操作にすれば、無線の操作を8のスティックだけで済ます事ができます。

ここまででもかなりの操作系の強化になっているのですが、 裏側のパドル周りの操作系にも追加で割り当てできる部分があるので、こちらについても説明したいと思います。

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ステアリングホイールの裏側です。

先程と同じく水色の四角がPS4標準の操作系、紫の円で囲った部分がゲーム内で割り当て可能な操作系となります。

  1. パドル
    手前に引く操作に割り当て可能
  2. パドル
    手前に引く操作に割り当て可能
  3. クラッチパドル
    手前に引く操作に割り当て可能
  4. クラッチパドル
    手前に引く操作に割り当て可能

11、12番のいずれかをクラッチに割り当てればレーススタート時にクラッチを繋ぐ操作がギアシフトのパドルとは別の操作で行う事ができます。

最近のF1カーではDRSがホイールの裏側についていたりするので9、10番をDSRに割り当てればより実車の雰囲気に近づくかと思います。

ここで1点パドル操作を割り当てる際に注意点があります。

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上の写真のように中央のスイッチでAを選択しておく事です。
実はこのホイールにはモードが4つ搭載されておりモードごとに11、12のクラッチパドルの動作が異なります。AのClutch bite pointというモードにしておくと2つのクラッチパドルがクラッチとして機能します。他のモードではクラッチパドルがアクセル/ブレーキに割り当てられたりする為、ゲーム内での割り当てが上手くいかなくなってしまうので、F1カーとして機能させるならAのモードを選択しましょう。

ゲーム内で割り当てを行うと以下のように表示されます。

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当然ですがPS4に対応するボタンが存在しない為、ボタン名には何も表示されていません。実際にプレイをするまでは半信半疑でしたが、これでもしっかりと機能します。
これだけ割り当てが増え、操作できる事が増えると、より一層F1ゲームが楽しくなる事間違いなしですね。

割り当て可能な操作系の説明は以上です。
では最後に各操作系の割り当てにあたって参考にした動画をいくつか紹介したいと思います。

F1カーのステアリングホイールの参考動画

F1カーの実車に乗った事がない筆者(殆どの方がないと思いますが)が、ホイールの操作系の割り当てにあたって参考にした動画をいくつか紹介します。

ボッタスさんが2019年のメルセデスステアリングホイールを説明しています。左のロータリスイッチがERSモードの変更に利用しているのがわかります。また、左右のロータリはデフ調整に利用しているようです。最後に複雑だけど練習を積めば無意識のうちに操作できるようになると言っているのがかっこいいです。

 

続いて、ローマン・グルージャンさんが説明している動画です。こちらの動画は図入りで詳しく説明されています。ロータリーの右がブレーキ、左がデフ調整となっているのがわかります。また、DRSとクラッチが背面にあることも確認できます。全部で27個ボタンがあると言っていますね。

今回は以上です。遂にF1グランプリも開幕しましたし、これからはリアルとゲームの両方で盛り上がれるといいですね。